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「平坦な道路」が要注意!吹雪時のドライブの注意点

何かと不安がつきまとう冬道ドライブ。スタッドレスやチェーンなどでスリップ対策をしている方は多いとは思いますが、それと同じくらい重要なのが、吹雪による視界不良対策です。今回は、吹雪時のドライブの注意点をご紹介します。

視界不良が発生しやすい場所

ただでさえ視界が悪い吹雪時のドライブですが、雪をさえぎる樹木や建物が少ない「平坦な道路」では、さらに視界不良が発生しやすくなるので注意しましょう。また、雪が吹き込みやすい「切土区間や盛土との境の区間」、急な気候変化が多い「峠区間や急峻地形の道路」なども、気を引き締めて運転したいポイントです。

視界不良が起きやすいとき

視界不良が最も起きやすいタイミングは、「気温が低く風が強い(風速8m/s 以上)とき」。高い地吹雪になると、雪がドライバーの目線の高さを超えて舞うようになるので、厳しい視界不良につながります。

また、それほど風が強くないときでも油断は禁物。「路肩に高い雪堤(雪山)があるとき」はそこから雪が吹き出しやすいほか、「大型車に追い越されるとき」は巻き上がる雪煙で一瞬のうちにホワイトアウトになる場合もあります。他の車両とすれ違ったり追い越されたりする際は、早めにワイパーを作動させましょう。

吹雪時の運転テクニック

吹雪の中を運転するときは、自分の存在を周囲に知らせることが重要です。ライトを点灯し、スピードを落とし、車間距離を十分にとるように心がけましょう。さらに、こまめに安全な場所に停車し、ヘッドライトやテールランプなどに付着した雪をしっかり落としておくと、クルマの視認性を確保するのに効果的ですよ。

なお、吹雪が激しいときは無理に運転せず、パーキングエリアや道の駅など安全な場所に停車してやり過ごすのが賢明です。万が一路上で動けなくなってしまった場合は、むやみにクルマから飛び出さず、マフラー付近を定期的に除雪しながら救援を待ちましょう。正しい対策で、冬のお出かけを安全に楽しんでくださいね。