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知れば事故の予防につながる!? 「タイヤにまつわる数字」

わたしたちの安全を足元で支えてくれている「タイヤ」。あなたは普段、愛車のタイヤをどれくらい気遣ってあげていますか? 今回は、意外と知らない「タイヤにまつわる数字」について紹介します。

3台に1台が空気圧不足のまま走行

日本自動車タイヤ協会(JATMA)の調査によると、同協会が全国でタイヤ点検を行ったクルマの総台数のうち、28.8%のクルマが空気圧不足だったのだとか。Web意識調査では、愛車のタイヤの指定空気圧を知らないドライバーが全体の47.0%と約半数を占めており、空気圧への関心の低さが浮き彫りになっています。

タイヤの指定空気圧は車種ごとに決められており、一般的には運転席側のフロントドアを開けたところ、もしくは給油口の蓋に「タイヤ空気圧」というシールが貼られているので、そこからチェック可能です。前・後輪で指定空気圧が異なる場合もあるので注意しましょう。

1カ月に1回空気圧点検をしているのは約3割

また、同協会のWeb意識調査によると、適切な期間である1カ月に1回の頻度で空気圧点検をしているドライバーは約3割しかいなかったそうです。
ゴム製のタイヤは構造上完全には密閉できないため、日々少しずつ空気が漏れており、1カ月で約5%空気圧が低下するといわれています。空気圧が不足した状態での運転はクルマの燃費が下がるだけでなく、タイヤが破裂して走行不能になる「バースト」や、ぬれた道でハンドル操作が効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」などの原因にもなり、思わぬ事故につながることも。月に一度は給油のついでに点検する習慣を付けておくと安心ですね。

車両故障の原因第1位は、タイヤ・ホイールの破損

さいごに、車両故障にまつわるデータも見ておきましょう。NEXCOの調査によると、平成27年に高速道路で起こった車両故障のなかで最も多かったのは、「タイヤ・ホイール破損(35.7%)」。2番目以降は、「始動点火系統不良(16.6%)」、「燃料切れ(12.1%)」、「オーバーヒート(10.6%)」、「動力伝達装置不良(5.3%)」、「燃料系統不良(2.2%)」、「その他(17.5%)」といった順で続いており、その大半が点検によって事前に防げるものでした。

日常点検の大切さがあらためてよくわかる、「タイヤにまつわる数字」。今回紹介したデータをもとに、いま一度愛車のタイヤのお手入れについてふり返ってみてはいかがでしょうか。