令和最初の初詣に「日本三薬師」へのドライブはいかが？

あと数か月で令和初の年越し。そろそろ冬ドライブの計画を立て始めている方もいるのではないでしょうか。今回は、初詣におすすめの「日本三薬師」のお寺をご紹介します。

豊楽寺（柴折薬師）

・所在地：高知県長岡郡大豊町寺内314
・アクセス：高知自動車道・大豊ICより約15分

神亀元（724）年、聖武天皇の勅願によって行基が開いたと伝わる「豊楽寺（柴折薬師）」。国宝に指定されている薬師堂は、四国最古の建造物としても知られています。

薬師堂内には、「木造薬師如来坐像」や「木造阿弥陀如来坐像」、「木造釈迦如来坐像」などの国指定重要文化財が保管されており、数日前までに電話予約をすれば拝観も可能です。

1月1日～1月3日は「新春祈祷会」として、薬師堂内で個別に祈願を受けられます。「厄除け」や「家内安全」、「当病平癒」、「眼病」、「縁結び」のご利益があるといわれています。

・所在地：神奈川県伊勢原市日向1644
・アクセス：東名高速道路・厚木ICより約30分

霊亀2（716）年、薬師如来のお告げによって行基が開山したと伝わる「霊山寺（日向薬師：ひなたやくし）」。宝物殿には、本尊「薬師如来像」や「前立ち薬師三尊像」などの国指定重要文化財が保管されているほか、境内にある樹齢800年の「幡かけの杉」は県の重要文化財に指定されています。

1月1日～1月3日は「初詣り」として、本尊「薬師如来像」が開帳。三が日以外は、1月8日（初薬師）、4月15日（本尊開扉大法会）の2日間のみの開帳となるので、とても貴重な機会です。

また、「眼病平癒」や「病気平癒」、「厄除招福」、「無病息災」、「家内安全」、「心願成就」、「商売繁昌」などの祈願も受けられます。

・所在地：愛知県新城市門谷鳳来寺
・アクセス：新東名高速道路・新城ICより約20分

大宝3年（703年）、利修仙人が開いたとされている「鳳来寺（ほうらいじ）」。文武天皇が病にかかられた際、利修仙人が鳳凰に乗って都へ行き、祈祷によって天皇のご病気を治したというエピソードが名前の由来なのだとか。本尊の「峯薬師如来」は、利修仙人が霊木7本杉の1本から彫刻したと伝えられています。

1425段の石段が続く参道にある、推定樹齢800年の名木「傘杉」は必見。60mにも上る樹高は、現存するものとしては日本一と言われています。また、慶安4（1651）年に徳川家光によって本堂とともに建てられた「仁王門」は、国指定の重要文化財です。

気になるスポットは見つかりましたか？　2020年は、由緒あるお寺でスタートを切ってみてはいかがでしょうか。