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緊急事態宣言で、高速道路の交通量はどのくらい減ったのか?

緊急事態宣言で、高速道路の交通量はどのくらい減ったのか?
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月に政府が発令した緊急事態宣言。ちょうどゴールデンウィーク期間と重なり、今年は多くの人々が旅行や帰省を見送ることとなりました。これにより、全国の高速道路の交通量にはどんな変化があったのでしょうか。国土交通省発表の「全国・主要都市圏における高速道路・主要国道の主な区間の交通量増減」のデータを参考にご紹介します。

NEXCO3社・本四高速のGW交通量は前年比7割減

国交省が発表した「全国の高速道路の主な区間の交通量増減(対前年比)」の「令和2年4月25日(土)~5月6日(水)(ゴールデンウィーク交通量)」(※1)によると、NEXCO3社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本)と本四高速の今年のゴールデンウィークの交通量は、合計で前年比70%減。また、車種ごとに見てみると小型車は79%減、大型車は14%減となりました。

なかでも特に変化が著しかった区間は北陸自動車道の「朝日」~「親不知」間で、小型車の日平均交通量は前年にくらべて91%減と大幅に減少する結果となっています。

都市高速(首都高速・阪神高速)のGW交通量は前年比4割減

一方、都市高速は上記の高速道路よりも比較的変化が少なく、首都高速は合計で前年比40%減(小型車は46%減、大型車は11%減)。また、阪神高速は合計で42%減(小型車は49%減、大型車は6%減)となりました。

減少は主に小型車。大型車は逆に増加ケースも

全体的に減少傾向にあったものの、目立った変化があったのは主に小型車で、大型車の減少は合計の数字で6~14%にとどまっています。むしろ大型車に関しては、新名神の 「甲南」~「信楽」(17%増) などのように、区間によっては前年よりも増加しているケースも見受けられました。また、東海北陸道の「飛騨清見」~「白川郷」(36%増)については、国道41号の通行止めによる代替路無料措置が影響していると見られます。

ちなみに主要国道のデータ(※2)においては、小型車は50.5%減、大型車は30.7%増という結果に。緊急事態宣言下でも生活インフラは維持され、生活必需品などの流通は平常通り行われていたことなどが関係していると考えられます。

※1 算出期間:令和2年4月25日~5月6日
交通量は、ネクスコ3社と本四高速は、代表40断面の平均交通量による速報値(トラフィックカウンター等による計測)。首都高速・阪神高速は、料金所通過台数による速報値。
※2 令和2年GW 主要国道(県境付近)の交通状況 (対前年比)
算出期間:令和2年5月2日~5月3日

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